ICカードを重ねて改札を通れる電磁波遮断カードの売れ行きが好調・札幌

札幌の地下鉄ICカード
思わぬ足止め・・・どうして?

切符を買わなくてもワンタッチするだけで電車に乗れるICカード。
札幌の地下鉄ではSAPICAだけでしたが、これからは他社のカードも
使えるようになります。

しかし使い方を気を付けないと思わぬ足止めを食うことになってしまいます。

札幌の地下鉄に乗る時に使うSAPICAですが4/25から各駅で徐々に
JRのKitacaと重ねて改札を通ろうとするとエラーが出て
通り抜けができなくなります。

その原因は改札機がKitacaも読み取るようになっているため。

札幌市交通局は地下鉄やバスで他社のICカードを使えるよう改札機を
徐々に更新している最中です。

駅の構内などには重ねて改札を通らないようポスター等で呼びかけていますが、
なかなか伝わらず、重ねて通ろうとしてエラーが出て通り抜けが出来ず、
戸惑いの表情を浮かべる利用者が続出しています。

利用者は
「張り紙は貼ってあったが日にちが今日からとは分からなかった。」、
「不便ですね。同じ定期入れに入れているけど、開いたら反応しないと思った。」
などと言っていました。

札幌の地下鉄の駅で更新を終えた駅は今のところ全体の1/6程度で、
今後、札幌や大通りなど利用者の多い駅の更新が予定されています。

そこで、わざわざ1枚だけカードを取り出して改札機にかざすのは面倒ということで
東急ハンズではIC乗車券を2枚使用時の改札エラーを防止するお助けグッズが
売上好調です。

それはfluxPASS(フラックス・パス)という商品。

fluxPASSは2枚のICカードの間に挟むとカードの読み取り機が
2枚同時に反応しないよう電磁波を遮断してくれて、別々のカードが
両面で使えるようになるという便利グッズです。

毎日の通勤・通学で地下鉄やJRを使う人はこの商品があると便利ですね。

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札幌の地下鉄でSAPICAだけでなく、JRのKitacaなどの他社のICカードが
使えるようになるのは6月下旬から。

一方、JRの改札はSAPICAで通れるようにはなりません。

SAPICAだけ取り残されるのはなぜでしょうか。
その真相は、SAPICAが他社で使えるようにするには他社のほうで機器の改修が
必要となり、改修にはお金がかかり、自社の機器の改修は自社負担となるため、
JR側は改修を予定していません。

ただ、今のままだと得をするのはJRの方だけということになるため、
札幌市交通局ではJRの改札でもSAPICAが使えるように交渉しているとのことです。