きなこ雑煮レシピ・奈良県北部-秘密のケンミンSHOW

秘密のケンミンSHOW 新春・秘密のお餅祭り
奈良県北部のお餅の食べ方

2013/1/3、秘密のケンミンSHOWで奈良県北部のお餅の食べ方として
きなこ雑煮というお餅の食べ方が紹介されました。

きなこ雑煮の作り方

1.だし汁で面取りした大根・里芋・花形に切った人参・
  大振りにカットした豆腐を入れる。

2.白味噌を溶き入れる。

3.焼いた丸餅を入れる。

4.3で出来上がったお雑煮と別容器に用意した甘い「きなこ」を食卓へ。

5.お餅をお雑煮から取り出して甘い「きなこ」をたっぷりと付けて食べる。


奈良県北部の方によると、雑煮の中に入っていたお餅の味噌の塩加減と
きな粉の豆のコクと甘味が出て絶品なんだそう。

中にはお餅以外の具材にもきな粉をまぶして食べるという方もいましたね。

では何故、奈良県北部に住む奈良県民はお雑煮のお餅にきな粉を
付けて食べるんでしょうか。

奈良県の食文化研究会・理事長の瀧川潔さんにお話を伺いました。

瀧川さん曰く、
「古くから奈良県では内陸であることもあってお寺を中心に(きな粉の元である)大豆が
有用なものとして作られてきたんですね。諸説あるのですが、きな粉の色は
稲穂や金を連想させるということがあり、1年の豊作や幸せを祈り、
(きな粉を)雑煮につけて食べられるようになったのではないかと言ます。」
とのことでした。

最後に訪問したお宅ではきな粉だけでなく、あんこをまぶしたりもしていましたね。
北海道では絶対しない食べ方ですが、意外と美味しそうかな〜と思いました。